工作しよう

木の実をもっと活用しよう!

【ヤシャブシで草木染め】【オリジナルフォトフレーム】【森の妖精たち】【リース】【夏休みの自由研究でチャレンジしてみよう】

【ヤシャブシで草木染め】

ヤシャブシは昔から染物の原料として愛用されていましたので、今回は、ハンドタオルをヤシャブシ色に染めてみました。

ハンカチやTシャツなどを染めてオリジナルグッズを作ってみてはいかがでしょうか?

 

使用したクラフト材:ヤシャブシ

ヤシャブシ染めに挑戦!

まずはタオルがよく染まるようにタンパク質を浸み込ませます。今回は無調整の豆乳と水を1:1の液を使いました。
この状態で約20分、心静かに待ちます。

20分たったところで、よく絞って水気をきります。 せっかく浸み込んだタンパク質が落ちないよう、 水洗いは禁物です。 太陽の日のもとで乾燥。う〜んいい天気。この日は30分くらいで乾きました。

さて、いよいよ染めます。
今回使ったヤシャブシの量はご覧のとおり。木や葉っぱも混ざっていますが45g使いました。

こちらは乾かしたタオル。輪ゴムで縛って、
絞り染めに挑戦です。うまく模様ができるかどうか・・・。
それ!ヤシャブシとタオルをお鍋に投入!
・・・もとい、火気厳禁の職場のため不要になった電気ケトルに投入!本当はお鍋で煮ます。
ぐつぐついいはじめてから15分。 それらしい色がついてきました。ここでケトルから取り出して絞ります。 もう一つのケトルに入れているのは、「焼みょうばん」です。漬物用にスーパーで売られているものを入手しました。媒染液といい、色を定着させ発色をよくする効果があります。 みょうばん液(媒染液)にタオルを入れて、ここでも15分。ぐつぐつと煮ます。ケトルの力は偉大です。くどいですが、本当はお鍋で煮ます。
15分たったところでタオルを取り出し、しっかり水洗いします。色落ちしないかひやひやしましたが、よく染まっているようです。 さぁ、染めあがりました。なかなか渋い色です。
絞った方のタオルは、どうでしょう・・・輪ゴムをとる瞬間はワクワクします。
模様がついています!
このあとよく乾かして完成です!!
【まとめ】

☆なぜヤシャブシなの?

 ヤシャブシをはじめとるハンノキの仲間にはタンニンという成分が多く含まれています。これが染料となって生地が染まります。

☆媒染液の楽しみ

 今回は、手に入れやすいものでと思いみょうばんを使いましたが他にも鉄媒染が有名で、こちらで媒染するとシックな黒っぽい色に仕上がります。
 鉄媒染液の作り方もいろいろあるいようですが、農林水産省のページをリンクします。

【注意】

 電気ケトルは本来タオルを入れるものではありませんので、商品の説明書に従い正しくお使いください。

夏休みの自由研究でつくってみよう

クラフト素材を使って、スタッフが工作してみました。

【オリジナルフォトフレーム】

 

フォトフレームに様々な木の実をボンドを使って張り付ければ、オンリーワンフォトフレームの完成です。市販のフォトフレームがあっという間に世界に一つだけの作品になります。

 

使用したクラフト材:スギの実ヤシャブシ

【森の妖精たち】

 

どこかで見たことがあるような森の妖精たちです。丸木の上に速乾用のボンドを使用してドングリ等を張り付け、修正ペンや穴あけパンチの切りクズで顔を作れば完成です。

 

使用したクラフト材:丸木マテバシイのドングリタイワンフウの実

【リース】

 

クリスマスだけがリースの時期ではありません。思い思いの木の実をリースに張り付けて、部屋やドアに飾ればインテリアとして活用できます。

 

使用したクラフト材:リースマツボックリメタセコイアの実ヒノキの実オオバヤシャブシクヌギのドングリ

夏休みの自由研究でチャレンジしてみよう

ムクロジの実で「マシュマロ泡」ができるかスタッフが実験してみました。

実験で使用するムクロジです。これがなければ実験が始まりません。なお、2年程前に採ったムクロジです。 今回の実験で必要なのはムクロジの皮の部分なので、種の部分を取り除きます。ケガをしないように気をつけて作業します。 簡単に皮と種に分かれました。なお、ムクロジの種に鳥の羽根を付ければ、羽根突きの羽子(羽根)になります。
いくつか種がカビだらけの物もありました。むしろカビが無いものの方が少ない‥ このような種は、水洗いしてティッシュでこすれば綺麗になります。 カビだらけの種もこの通り綺麗になります。
すべてのムクロジを剥き終えたら、ムクロジの皮を紙コップにいれます。 水を加えた後、割り箸でムクロジの皮を押したり、かき混ぜたりしていると‥!? 立った!立った!クラ‥。泡立ちました。
勢いそのまま、ムクロジで手を洗ってみました。 泡立ってます。マシュマロ泡にはほど遠いですが、手も洗えました。 シャボン玉にも挑戦!玉にはなりましたが、ストローから離れませんでした。
【まとめ】

実験をおこない、ムクロジの泡立ちの良さ(マシュマロ泡ではありません)にスタッフ一同ビックリしました。昔の方がムクロジを石鹸の代用として使っていたことに納得!
※今回の泡立ちの理由はムクロジに含まれるサポニンという成分です。なお、サポニンは毒性がありますので、口に入れたりすることのないようにしてください。


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